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Hattter N へようこそ

「あの通りの眉や鼻が木の中に埋まっているのを掘り出しているのだから間違うわけがない」

誰が誰について言った言葉だったか忘れちゃったんで、調べました。

漱石さんが運慶さんをこう綴ったそうですね。

「怖がるな。ミシンの縫いたいように縫わせてやればいい。」

少し縫えるようになって、自分なりの縫いを身につけたような気になっていた時、ブレードの師匠から頂いた言葉です。

つまりは手の力で形を作るなってこと・・・。

「お言葉ですが、勝手に帽子が出来上がるみたいな話されても。こちとら運慶でも快慶でもねえんだから。」

落語なら八っつぁんが御隠居さんに食ってかかるところですね。

自分はというと

頃合いだったんでしょうか。この言葉で世界が広がりました。

何度か反芻しながら縫う。

時間を重ねながら。

直後、実践し始めてわかること、繰り返すことでわかること、ある日突然わかること、わかり始めたことでまたわかること・・・。

もちろん運慶でも快慶でもありませんが。

最近のブレードミシンとの仲ですか?

彼(彼女?)がご機嫌な日が多いですから

縫いたいように縫わせてやれてるってことかなあって。

                 帽子職人 南木直樹

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